浴槽交換は、浴室内の比較的大きな工事となるため、その流れを事前に把握しておくことで、スムーズに、そして安心して工事を進めることができます。一般的な浴槽交換工事は、以下のステップで進行します。まず、最初のステップは「業者選定と現地調査、見積もり」です。複数の専門業者に連絡し、現地に来てもらい、浴室の現状や配管状況、交換したい浴槽の種類などを相談します。この際、必ず詳細な見積もりを取得し、工事内容、費用、工期などをしっかりと確認・比較検討しましょう。納得のいく業者を選んだら契約を締結します。次に、「既存浴槽の撤去」です。工事日になったら、まずは止水栓を閉めて給水を止め、既存の浴槽を丁寧に解体・撤去します。この際、周囲の壁や床を傷つけないよう慎重な作業が求められます。撤去した浴槽は、産業廃棄物として適切に処分されます。続いて、「配管工事と下地処理」が行われます。新しい浴槽の設置に合わせて、給水・給湯・排水管の位置や接続部の調整を行います。必要に応じて、配管の補修や交換も行われることがあります。また、浴槽を設置する床面や壁面が平坦でない場合は、下地調整が行われ、新しい浴槽を安定して設置できる状態に整えられます。そして、「新しい浴槽の設置」です。調整された下地の上に新しい浴槽を運び込み、水平器などを使って正確な位置と高さに設置します。浴槽をしっかりと固定した後、給水・給湯・排水管をそれぞれ接続し、水漏れがないかを確認します。最後に、「周囲の仕上げ工事」です。浴槽と壁の間、または浴槽と床の間に隙間ができないよう、防水コーキング材などでしっかりと密閉します。浴槽のエプロン部分や、周囲の壁・床の補修が必要な場合は、タイル貼りやパネルの取り付けなどが行われ、浴室全体が美しく仕上げられます。全ての工事が完了したら、必ず「試運転と最終確認」を行います。水を流し、お湯が出るか、排水はスムーズか、水漏れがないかなどを業者と一緒に確認しましょう。これで工事は完了となります。工事期間中は浴室が使えなくなるため、その間の入浴方法を事前に計画しておくことも大切です。